阿弥陀岳(八ヶ岳2805m・南稜ルート)H19年10月7日(日)晴

(日本百名山 長野県 原村)
☆      ☆      ☆
みなまるさんから阿弥陀岳のお誘いがありました。南稜ルートで岩稜、しかも一般的でないって。。。
現地にはザイルもあるようだし東沢から甲武信岳を登った経験があるので大丈夫だとの事。
エッあのような岩場?一瞬ひるみましたが登ってみることにしました。気になるお天気は快晴でした♪
☆      ☆      ☆
舟山十字路5:55…旭小屋6:40…立場岳8:11-15…青ナギ8:35-40…無名峰9:10-17…山頂10:53
-昼食出発12:00…不動清水13:20-25…御小屋山14:07…舟山十字路15:15
☆ コースタイム 9時間 20分☆ 
(今回のコースは危険なヶ所があります。安易に考えず熟練した人と登ることをお勧めします。)
☆      ☆      ☆
当日3時に待ち合わせをします。すでにみなまるさんとフタちゃんがいました。
あれ?このメンバーは東沢から甲武信岳を登ったメンバーです。
☆      ☆      ☆
((((=・o・)ノゴーゴー♪
阿弥陀聖水
立場沢を渡って
旭小屋
☆      ☆      ☆
出発は舟山十字路からです。連休と好天の為、思ったよりも車が多かった。
そこから阿弥陀聖水は間もなく到着します。ここの木にちょっと不気味な物がありますが
お初のフタちゃんはビックリしたようです。わたしも最初はそうでした。

広河原を通過しそのまま林道を歩いていくと旭小屋に到着しました。人の気配が無く寂れた印象です。
ここで年配3名のパーティがやってきて、コースの話など始めましたがお先へと出発します(^^;;

出だしは、枯れ葉がしめり丸太が隠れている道を通過します。チョット沈みそうですが
先頭のみなまるさんが大丈夫ならと一歩だけ別の所に足をかけました。
その瞬間…キャー足が沈んで背が低くなりました。膝下10センチほど沈んだみたい。
抜いた後はしっかりと穴があき、ズボンと靴は泥だらけです。水たまりで泥だけ洗い落とします。
☆      ☆      ☆
どっこいしょ
黄色いキノコ
シラビソ林
立場岳(2370m)
本日一回目の(^^)v
☆      ☆      ☆
そこを抜けると、きつい急坂がだらだらと続きます。
カラマツやシラビソの林になると、落ち葉がクッションになり歩きやすい道になりました。

やがて、立場岳へ到着しますが、樹林帯で眺めはありません。とり急ぎ記念のブイ。
☆      ☆      ☆
よく見かけました
これなんでしょう?
何コケ?
青ナギからの眺め
☆      ☆      ☆
時々、木がとぎれ、阿弥陀岳・赤岳が見えてきました。

目の前が開けました。青ナギです。
ここは右斜面が崩れていますが、凹凸もなく所々に見える低木の紅葉が綺麗でした。
また眺めも最高なので、しばらく足止めです。
☆      ☆      ☆
綺麗な木肌
 無名峰(2540m)
本日二回目の(^^)v
無名峰から見える
阿弥陀岳
無名峰から見える
赤岳
☆      ☆      ☆
先を歩いていくと無名峰のピークがありました。ここからの眺めも良く阿弥陀岳が迫って来るようです。
よく見ると人が歩いているのが見えました。へぇ〜あそこを通過するのね。
☆      ☆      ☆
イブキジャコウソウ
ヤッホー
山頂が近づいてきました
カワラナデシコ
☆      ☆      ☆
岩稜になってきました。いよいよです。眺めを楽しみながら、綺麗なお花も見つけました。
ここまではいつも通りのんびりと。。。
☆      ☆      ☆
ルンゼ、奮闘してます
(フタちゃんから)
三点確保で一歩一歩慎重に
やっと登りました。
怖かったぁ
紅葉してます
☆       ☆       ☆
やがて最大の難所に到着しました。頼りなさそうなワイヤーが付いている岩を巻きますが
みなまるさんの姿はすぐ見えなくなりました。
下はガケなので足下を確かめ、ワイヤーもゆるみが多いので頼りきらないで岩を確保します。。

緊張して最初の一歩を踏み出します。回り込んで先を見たら…ウー怖い。長いルンゼです。
立てそうな所で待っているとフタちゃんがなかなか来ません。軍手が滑って手間取っていたようです。

さて何処にザイルがあるのでしょう?怖々と見上げますがそれらしい物はありません。
ここで落ちたら完全にアウトです。両手で岩を確保し、足下もしっかりとしていないと先へ進めません。
濡れている所は凍った部分もあり、ますますドキドキものです。

この岩は動きそうなので頼らないでと、指示され何処をつかんだら良いのか…
下からフタちゃんが登ってくるので、間違っても落石はできません。
焦らず、安全な岩を確保しながら、一歩一歩登っていきます。下を見ると手足が震えるので、上だけを見てです。

悪戦苦闘で難所をクリアーしました。はっきり言って、とても怖かった。
無事に登れたことにとてもホットしました。
☆        ☆       ☆
南アルプスが見えます♪
中央が山頂です
踏み外したら大変(^^;;
振り向くと富士山が♪
☆      ☆      ☆
ここから先も岩場ですが、両手が自由になる道を歩ける事って良いな〜とつくづく感じました。
やっと山頂が見えてきました。振り向くと富士山も綺麗に見えます。
☆      ☆      ☆
最後の登り
山頂に到着
↑ 晴らしい眺めです(^^)v
☆      ☆      ☆
最後の岩場を登ると山頂に到着。ヤッター…その気持ちでいっぱいです。
山頂からの展望も素晴らしかった。360度バッチリです。目の前の赤岳、でかいなぁ〜。
☆      ☆      ☆
三角点にタッチ
富士山が見えます
ランチタイム
草もちもあるわよ♪
☆      ☆      ☆
遠くにはアルプス、富士山。なにもかも見えます(^^)v
その眺めを見ながらランチタイムです。美味しいったらありませんね♪
☆      ☆      ☆
下山しながら振り返ります
下山方向
うぉ〜?フォー?
シラタマノキの実
☆      ☆      ☆
下山は御小屋尾根コースです。少しの間眺めを見ながら下りますが、そろそろ見納めですね。
☆      ☆      ☆
この眺め見納めです
一気に下ります
下りが長いです
ヤマハハコが咲いてます
☆      ☆      ☆
長〜〜いロープの道を一気に下ります。石が不安定なのと段が多いので気を遣いました。
下り終えると、美濃戸方面の林の中に山荘が見えます。今日は満室かもしれませんね。
あとは平らな道をひたすら下りていきます。
☆      ☆      ☆
不動清水
御小屋山(2136.7m)
本日四回目の(^^)v
トリカブト
お疲れ様
☆      ☆      ☆
不動清水に立ち寄り、ペットボトルにお水を入れます。
クッションのある道を歩いていくと、色々なキノコを見かけます。食べられれば採りたいな♪

最後に色鮮やかなトリカブトを見かけ林道にでました。お疲れ様でした。

身支度をしていると篭を持った男性が通過しました。収穫は有りましたか?と尋ねたら
篭いっぱいの松茸を見せていただき、香りだけお裾分け(^^)v
☆      ☆      ☆
山頂v(^^)v
参加の皆様と
☆      ☆      ☆
今回、ルンゼにあるはずのフィックスロープが取り除かれていました。
わたしは気がつきませんでしたが途中で根元からポッキリ折れた支点ピンも発見したらしいです。
最初から無いと分かっていたら、わたしには声がかからないコースでした。

事故もなく、無事に下山できて良かった。と同時に頼るものは自分自身だって事を学んだ一日でした。
そんな貴重な体験にご一緒していただいた、みなまるさん・ふたちゃん有り難う御座いました。

チョットだけ阿弥陀岳のお話


八ヶ岳連邦は遠くから見てもすぐ分かります。6月頃からは色々な高山植物を見ることが出来、秋には紅葉も楽しめます♪

赤岳は酸化した山肌が赤みを帯びた褐色。阿弥陀岳は山岳信仰を具現化した地名です。

☆      ☆      ☆
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送