四国歩き遍路 H18年12月29日〜H19年1月2日

 徳島県 … 阿波ノ国 『発心の道場』
☆     ☆     ☆
今日は一番のロングコースです。歩ける所までで、最後まで行けなくてもいいかな?の心構えで出かけました。
☆     ☆     ☆

札所三十一番〜札所三十四番 


自宅7:30〜車にて〜31番…観音院8:10-40〜大日峠10:58-11:00〜(12q)〜32番…法性寺着11:20-45〜
公園にて昼食15分〜(7.5q)〜33番…菊水寺着13:25-13:40〜龍勢会館道の駅14:08〜水抜入口14:36〜
橋立峠15:30〜(8.9q)〜34番…水潜寺着16:00-20〜バスにて皆野駅まで〜帰宅17:40

☆ 四日目 コースタイム 10時間10分 (参拝時間+電車移動を含む)  歩行約28.4キロ☆
☆      ☆      ☆
家を起点に出発しますが、今日は31番札所入り口まで車で送ってもらいました。
31番寺は、山門から本堂まで石段を登って行きます。
急なのでフーフーしますが石段脇に句碑が沢山あるので、詠みながら登るのも楽しめるかもしれません。
☆      ☆      ☆
札所31番…観音院
(かんのんいん)
句碑を見ながら登ります
丁目が出てきました
本堂です
☆      ☆      ☆
本堂の回りは岩が覆い被さったようになっており、守られているようなイメージです。
左には滝がありますが、たらたら程度の水が落ちているだけでした。
納経所で書き入れをして頂いてる間お話をします。
今日は歩きで34番まで行くと伝えたら、33番までで34番は厳しいかも?と言われました。
そっか〜無理なら33番で終わりでも良いかな〜とチョット弱気になりました。
☆      ☆      ☆
源泉地があるのね
ガードレールの足に百観音が
水子地蔵の駐車場
花街道なんです♪
☆      ☆      ☆
32番に向かっていくと、間もなく単独女性とすれ違いました。後にこの方とはご一緒することになりました。
更に後ろから、白装束の方2名+女性2名とすれ違います。本格的だねと、パパさんと話してました。

歩いていくと水子地蔵が見えてきました。道の両脇に凄い数の地蔵が並び、風車が彩りを添えています。が通過するだけにします。
この水子地蔵ですが、一斉にロウソクを灯す日が有るようです。友達はそれを撮り県展で良い成績を得ました。
そのロウソクを灯す燈台のロウですが、あの数をどのように洗うのかパパさんから方法を聞き へ〜そうなんだと、新情報を得ました。
☆      ☆      ☆
馬?ポニー?
小鹿野バイパスをテクテク
へぇ〜ここなのね
↑ポインター 羊羹とカリントウを
☆      ☆      ☆
小鹿野のバイパスを歩くと、道が下っているのがよく分かりました。前方には、武甲山と二子山が見えます。綺麗だぁでパチリ。
先日よった「みち庭」のおそば屋さんを見ながら通過し、その先のスーパーから町の中に入ります。
突き当たりは商店街になっており、ふと右手を見たら太田甘池堂が見えました。
一旦は逆方向に歩いたのですが、ここの羊羹は好きなので逆戻り♪羊羹と板状のカリントウを買いました。
☆      ☆      ☆
梅がチラホラと
橋を渡ります
ここから峠道に入ります
沢沿いを歩きます
☆      ☆      ☆
役場の前を歩いているとバスが来ました。32番寺行きで30分後に出るようです。数分後だったら乗ったかもしれないなぁ(^^;;

小鹿野警察前を右折します。歩いていくと土壁の家などが見受けられ、チョット良い雰囲気です。
橋を渡り直進していくと、舗装道から土の道になりました。土のほうが歩いていると落ち着きます。
☆      ☆      ☆
フキノトウを見つけた♪
急坂8分…ガンバレだって
↑ポインター 峠のお地蔵様♪
急坂です
大日峠到着…分岐点
☆      ☆      ☆
沢沿いの道を歩いていくと、フキノトウを発見。春ですね。さらに歩いていくと秩父ネイチャークラブの注意書きが立っていました。
何?と見てみると、巡礼道が荒れないように両側にリュウノヒゲを植えたそうです。これを踏まないようにとの事でした。
そうだよねと、同感しました。最後の急坂を登り終えると大日峠に着きました。ここのお地蔵様っていいなぁ〜。
疲れているはずなのに、見れば見るほど癒され疲れも半減されました。
☆      ☆      ☆
カリントウを食べて出発
民家が見えます
札所32番…法性寺
(ほうしょうじ)
仁王様
☆      ☆      ☆
太田屋さんで買ったカリントウを食べエネルギーの補給をします。32番寺へは下るのみですが、緩やかなので膝に優しいのが良いですね。
車道に出て32番に到着。すると役場前で見たバスが到着しました。乗っていたらこのコースは歩けなかったのねと、内心ホッ♪
☆      ☆      ☆
趣のある石段です
本堂はスリッパに履き替え
↑ポインター 自然の枝を使った
龍が微笑ましかった
↑ここの芝生でランチタイム
☆      ☆      ☆
バスから降りる人が来る前に、先に本堂へと向かいます。左上の画像とは違いますが、ここの石段は一枚岩から段が作ってあります。
本堂もとても立派でした。ここでのお参りは、スリッパに履き替えます。これだと本堂の傷みは少ないでしょうね。
火気厳禁かな?ロウソク立や線香立てがありません。小さい木魚が置いてあったので、叩いてみます。ポクポクポク…♪

さっ次は33番寺へと向かいます。歩いていくとパパさんが、この先にチョット面白いものがあるので楽しみに〜なんて事を言いました♪
ここだぁ〜と小さめの祠へと近づきます。この木の枝を見てと言われジッと見てみると、龍の形をしています。
彫ったり削ったりしないで、天然素材をそのまま使っているのです。ほのぼのとして来ました♪
その後は、お昼を食べる場所を探します。小さい公園があったのでそこの芝生に座り込み、いただきま〜す。
☆      ☆      ☆
途中でヤギを見た
へぇ〜知らなかった
この信号を右折します
あっお蕎麦屋さん発見♪
☆      ☆      ☆
さらに歩いていきます。おぉ〜ヤギがいました。へぇ〜秩父ふるさと村ってのがあるのね。
国道に出て赤平橋を渡り、右折します。このあたりに、パンダパンのパン屋さんがあるはず…あったぁ♪
そして、お蕎麦やさんを発見。後で食べに行きたいのでチェックしておきました。
☆      ☆      ☆
目立つ地層です
これが?って滝でした
昔は巡礼宿でした
札所33番…菊水寺
(きくすいじ)
☆      ☆      ☆
歩いていくと「ようばけ」の看板があります。何の意味なのかな?その先を見るとハッキリクッキリと地層が見えました。
あそこを掘ると貝が出るらしい。ここって大昔は海だったのです。

この家は趣があるねと見ていたら、昔は巡礼宿でした。江戸時代は観音信仰が庶民の支えとなり秩父札所は定着していたみたい。
多くの人が来ていたので、宿が不足し民家でも人を泊めていたと聞きました。
そうなんだ〜と見ていたら、いつの間にか33番寺へ着きました。
☆      ☆      ☆
癒し系のお地蔵様
何回も回します(^^;;ウフッ
龍勢会館道の駅近くの
ナンテンの木
のどかな田園風景
☆      ☆      ☆
ここの本堂内は撮影禁止になってます。天井や壁際には、年代を感じる絵が描かれています。凄いなぁ〜
ここで、納経時間に間に合うように34番に着くかな?と地図を見ます。庭に出ると31番寺ですれ違った女性と行き会いました。
34番まで歩くようですが、一人だと自信がないとの事。うちもどうしようかな〜と迷ってたので、ご一緒しましょうか?で話がまとまりました。

「もしかして、山を登ってますか?」「登ってます。」「同じですね♪」で話が弾みました。
信号を渡りしばらく歩くと、見覚えのある龍勢会館道の駅がありました。もうここまで来たのね。
☆      ☆      ☆
水抜から橋立峠へ
キケマン見〜つけた
ここから登山道に
野梅・紅梅・寒紅梅が
咲いてます。綺麗だった♪
☆      ☆      ☆
さらにテクテクと歩いていきます。あらここは奈良川橋の信号じゃないの。遠くまで歩いたのね〜と実感。でもまだまだ歩かなくちゃ(^^;;
さらに進んで、水抜のバス停から橋立峠へと向かいます。30分ほど舗装の道を歩きますが、集落があるのねとチョット驚きです。

登山道を登っていくと、梅のお花が咲いています。白・ピンク・紅色がとても綺麗です。この登山道は初めてですがなかなか良い道です。
☆      ☆      ☆
巡礼標
橋立峠に到着♪
先が見えてきました(^^)v
沢と平行に歩きます
☆      ☆      ☆
単独女性は、東久留米からきたそうです。どうしても34番まで歩きたかったので…なんてことを色々と話していると、橋立峠に着きました。
この時間なら、納経には間に合いそうです。終盤で足の疲れも出ていますが、思いは皆同じなのでハイスピードで歩いています。
☆      ☆      ☆
札所34番…水仙寺
(すいせんじ)
16:24発にて皆野駅へ
バスから見えた単独女性
出たあと…17:17にて
☆      ☆      ☆
水仙寺に到着しました。嬉しくて嬉しくて、やった〜の気持ちでいっぱいになりました。
まずお参りをし、納経所で書き入れと朱印を押していただきました。そこには、60歳からちぎり絵を始めた女性の作品が掲げられていました。
それも、札所の大作が数点もです。あれは○○番寺だね。と話しながら鑑賞しました。

今日は長い行程で34番は別の日にとっておこうと思っていたのに、単独女性のおかげで巡ることができました。
この女性は満願の湯に入ってから帰るそうです。ここでお別れし、わたし達はグッドタイミングで来たバスに乗り込み、皆野駅へと向かいます。
☆      ☆      ☆
やった〜〜♪
☆      ☆      ☆
途中乗り物も利用しましたが4日間で札所34ヶ所を無事完遂できました。
地元ゆえ距離感が分かるだけに歩くことなんて考えられなかったのですが、巡礼道での新たな発見もでき思ったよりも楽しかったです。
次回巡ることがあるなら、奥の院がある所や歴史にゆかりがある所はゆっくりと回ってみたいなぁ。
パパさんへ…4日間お疲れ様&ありがとう♪

平成20年子歳は『日本百番観音報恩総開帳』の歳です。期間限定(3月18日〜7月18日)
その歳は朱印が一つ多いみたいなので、また巡ってみようかな〜。もち歩きです♪
☆      ☆      ☆

☆ 知っておきたい 秩父札所のこと ☆

◎ 秩父三十四カ所の観音霊場は、西国三十三カ所、阪東三十三カ所と共に、日本百番観音に数えられています。

◎ 秩父巡礼は、一番四萬部寺から三十四番水潜寺迄、一巡約100kmあります。頑張ってみようかな♪

◎ 秩父札所のおこり…遠く文暦元年(1234)甲午3月18日開創と伝えられ、長享2年(1488)の秩父札所番付(札所32番蔵)
  が実在する事から、既に室町時代末期には秩父札所があったと考えられました。江戸時代になると観音信仰は庶民の
  心の支えとして流布し隆盛をみるようになりました。


◎ 霊場を結んで続く巡礼の沿道は、のどかな田園風景が残っており、ふるさと散歩が楽しめると思います。
  そして町中を歩くと、土蔵造りの民家や商家が思わぬところに残っているのも魅力で、
  秩父のシンボル武甲山を見ながら歩く巡礼道は、多くの方から親しまれています。
☆     ☆     ☆
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送