四国歩き遍路H19年12月30日〜H20年1月2日

 徳島県 … 阿波ノ国 『発心の道場』
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今年の年末年始も四国遍路の旅に出かける事になりました。
今回で三度目、どんな出会いが有るでしょうか♪
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12月29日(土)曇 移動日


秩父7:25発…東京「のぞみ121号」10:26発…新大阪「のぞみ83号」13:11発…
岡山高速バス「竜馬エクスプレス」14:20発…高知着16:46   高知「パシフィックホテル」泊
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秩父を出発します
今回使用の切符
京都を通過
岡山を下車
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秩父を7時25分に出発し、高知には17時近くに到着しました。移動だけで時間を費やしてしまいます。
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そして高知へと
夕食は郷土料理を♪
クエのお刺身
ガシラから揚げ…頭からパク
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当日の宿は現地で駅前のホテルに決めました。早速食事に出かけます。
郷土料理の『司』さんにてお店のお勧めを聞きながらオーダーします。
そして乾杯の二杯目は、手に入りにくく美味しいとの栗焼酎を…お勧めだけに美味しかったぁ♪
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札所三十四番・札所三十五番・札所三十六番・ 12月30日(日)曇

高知境町バス停8:06〜春野運動公園8:30…(4km)〜34番種間寺着9:15−発9:45…(10.7km)

35番清滝寺着12:15-12:50…途中昼食20分…徒歩(6km)…乗り物…36番青龍寺着14:45-15:10…(3.5km)…

宇佐バス出張所16:15着…タクシー…須崎駅発18:19…窪川19:43着 まるか旅館泊(0880-22-0046)
☆ 一日目 移動タイム 11時間37分(参拝時間を含む)  約23.2キロ☆
春野運動公園からテクテク
通りがかりの家のオブジェ
札所34番…種間寺
(たねまじ)
本堂
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今回のお寺は、歩く距離が長いです。34番寺から35番寺は約12q。35番寺から36番寺も約11q。
高知からバスに乗り春野運動公園まで行きます。
役場前バス停からだとすぐですが、良い時刻がなくうまくいきません。
公園バス停から、方向を間違え三角形の二辺を歩いてしまった。

34番に到着。ここでお遍路さんの姿に変身。最初は人がいませんでしたが徐々に増えてきました。
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底を抜いた柄杓がいっぱい
清滝寺へ向かいます
水門の名残
遍路の道標
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34番寺には子育て観音像があり、多くの柄杓が納められています。
この柄杓ですが安産で通りが良いようにと底が抜いてありました。なるほど〜でした。

次のお寺へと向かいます。矢印がありますが、ここに到着したとき走り遍路のご夫婦が別方向へいったのを見たのでそちらへ。
のんびり歩いていくと、ポツポツと降ってきました。とりあえず傘を差します。
風も出てきました。濡れないように傘を深めに被り足下だけを見ながら歩きます。

時々前方を見ると、昔は水門だった名残場所や堤防に出ました。
この川はどうに渡るのかな?お遍路さんの案内があったのでそちらに進みます。
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仁淀川堤防
仁淀川大橋
ここまでで疲れたぁ〜
田園地帯
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車の往来が激しい長い橋を渡ります。もちろん橋では杖を突きません。雨が止んだので傘をしまいます。
橋を渡って川沿いを歩けば良かったのに、国道添いの堀のフタ上を歩いていきます。
 車が多いので落ち着いて歩けません。途中で土手を歩ける事がわかりそちらへ移動ます。

しばらくして、また国道へ出ます。喉が渇いたのでコンビニのベンチで休みました。
休んでいると、先ほど見かけた走り遍路さんが来たのでお寺の情報を聞きました。
35番は最後に長い石段があるそうな…そうなの?(^^;; お別れし、35番寺へと向かいます。
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まだまだです
可愛い道標です
やっとそれらしい道へ
落ち着いた道です
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しばらく賑やかな通りを歩きますが、やがて静かな田園地帯になりました。
前から単独のお遍路さんが歩いてきました。すれ違ったら女性でした。

八丁坂と呼ばれる険しい坂道になってきました。追い打ちをかけるように雨も降ってきました。
坂道には苔があり滑りそうと登って行きますが、下りは気をつけないとです。
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札所35番…清滝寺山門
(きよたきじ)
奥にも長い階段がぁ(^^;;
さぁ〜て登るかぁ
ふぅ〜やっと本堂へ
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石段が現れました。その先には仁王門が見えます。やっと到着と先を見ると更に長い石段が待っていました。
石段を登ると、本堂と観音像が見えてきました。ふぅ〜。ここでお参りしていると、雪が舞ってきます。
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お寺から海や町が見えます
お寺の名前通り♪滝
下ります
文旦がいっぱい
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ゆっくり出来ないため、納経して頂きます。ここからの眺めは良いですね。町や海も見えます。

長い石段をゆっくりと下りていきます。急坂が終わるころ左手にはオレンジの畑があり大きい実もたくさんなっています。
何でしょう?後に聞いたところ文旦と分かりました。
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橋を渡ります
何湾かな?の眺め
札所36番…青龍寺
(しょうりゅうじ)
赤い実が可愛い
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次のお寺も長いです。バス路線まで戻らなくてはですが、長い道のりです。
この道だと曲りバス停を探しましたがありません。更に歩いていきますが、その気配が無しです。
近くにいた方に聞いたところ、道が1本違っていたようです。
正規の道へ戻るのには時間がかかり、今日までに目的地までが難しいです。それでも歩いていくと運良く空車が来ました。

36番寺へ到着。ここもいきなり長い石段です。石段口に納経所があり、荷物を置いて登って下さいと声をかけて頂きました。
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キレイな三重塔
山門を過ぎまだ上ります
やっと本堂へ
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登ると途中に山門があり、左手には立派な朱塗りの三重塔が立ってます。
更に登って行くと、本堂まで来ました。本堂と大師堂にお参りをし、石段を下ります。
すれ違いにおばあちゃんが登って来ます。石段があっても、車ですぐ近くまで行けるお寺が多いですが、
ここは自力で登らなくてはなりません。
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下りは怖い
海辺をテクテクと
須崎経由で窪川へ
そして12月31日へ
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納経を済ませ、帰りは約50分、バス亭まで歩いていきます。
遍路道の左斜面には所々に石仏や一番から書かれたお寺の名前札があります。

湾が見えてきました。遊歩道がありますが、海岸まで下りてみました。砂に足跡を付けながらチョット楽しいです。
長い橋を渡り、バス営業所までは20分ほど歩きます。到着して時刻を見ると1時間50分後でないとバスはありません。
この先も、電車に乗り継いでいかないとなので、時間が惜しいです。タクシーを呼び、30分ほど移動します。

この運転手さんは色々な情報を持っていて、弘法大師には、こういう事もあったと話して聞かせてくれました。
そうなんだ〜と頷きながらコクリコクリ(^^;;

須崎駅に着いた頃は薄暗くなっていました。そこから窪川駅まで乗り継ぎます。宿に着いたのは19時を回ってました。
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☆ 知っておきたい遍路用語 ☆

◎ 同行二人(どうぎょうににん)…四国遍路の精神を表す考え方で、弘法大師と共に歩いているという意味。
◎ お接待(おせったい)…遍路道を歩くお遍路さんに対して地元の人が「お接待」と言って飲食物やお金、
             時には一夜の宿を提供してくれる風習。自分に代わって遠方の札所へお参りしてほしい
             という無償の行為なので、申し出られたら遠慮せずに断らないのがマナーのようです。

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