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歩き遍路は今日で終わりです。長い道のりになるので、気合を入れなくちゃ。
早く出発したいので、朝食は早めに食べました。支度をし会計を済ますと、昨夜の男性が「早いですね。」
と食べ終わって出てきた所でした。「でも途中で抜かされるよね。」と答えると、そのつもりです…だって
それも楽しみです。
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今日は町中なので食事は何処でも食べられるとおにぎりは頼みませんでした。それが予定外の事態に… ☆ ☆ ☆ |
札所十四番から札所十九番 1月1日(月) 晴
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宿出発7:35〜(2.3km)〜14番…常楽寺着8:17−発8:42〜(0.8km)〜15番…国分寺着8:52−発9:24
〜(1.8km)〜16番…観音寺着9:57−発10:15〜(2.8km)〜17番…井戸寺着11:06−11:36〜(2.5km)
府中駅12:12〜阿波赤石駅13:00〜(3.5km)〜18番…恩山寺着14:00−発14:35〜(4km)
〜19番…立江寺着15:48−発16:10〜立江駅着16:18
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☆ 四日目 歩行タイム 7時間55分(参拝時間を含む・電車の移動は含まず) 約13.8キロ☆ |
出発します
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のどかな田園風景
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中央奥の山は昨日歩いた
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鮎喰川
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☆ ☆ ☆
宿を出発します。早朝の空気は冷たいけど、気持ちよいです。そして朝日を浴びた風景は綺麗です。
昨日歩いた山が見えたり、川では白鷺かな?群れているのが見えます。立ち止まってしばらく眺めていました。
もちろん橋では杖をつかずに渡りますが、少しづづ遍路の心構えが身についてます。 ☆ ☆ ☆ |
札所14番…常楽寺
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自然を生かした庭
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木の間に石仏
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国分寺へと
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☆ ☆ ☆
14番寺の階段や庭は自然のままの岩で成り立ち、朝日があたってとても綺麗です。
お寺を出発しようとしたら、宿の男性が追いついて来ました。「抜かされる前に先に行ってますね。」
と国分寺へと向かいます。何だか楽しいですね♪ ☆ ☆ ☆ |
札所15番…国分寺
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本堂
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男性からのご接待品
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大樹にカラスウリの実が
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☆ ☆ ☆
国分寺へ着きました。山門を撮って進んでいくと、駐車場の車から一人の男性が近づいてきました。
「歩き遍路さんですよね。」「そうです。」と答えると接待ですとお菓子を差し出してきました。
「ありがとうございます。」と感謝しながら頂きました。接待を受けると、納め札を渡すのが慣わしのようです。
(最初のおばあちゃんの時初めてでなので渡すのを忘れてしまいました。)
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パパさんと私の二枚を渡し、札の住所を見て埼玉からですかとしばらくお話をしました。
その方は月に400枚の納め札を頂くのを目標にしているとの事。そのお札はまとめて高野山に納めるのだそうです。
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接待をしたからと納め札を頂けるとは限らないようです。私たちも最初は渡さなかったですからね。
この時期は人が少ないので100枚かな〜。なんてお話も聞きました。
そして人が多い月や遍路ころがしの話など色々と話されとても参考になりました。
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「後からは人は来ないですよね」と聞かれたので、「男性が一人来ます」と答えましたが、なかなか現れません。
おかしいね。コースは同じ訳なのに…参拝をすませ、私たちは先を急ぎます。
接待をしていただいた男性はいつの間にかいませんでしたが、すぐ戻って来ました。
なんと私たちの為に、温かいお茶を買いに行ったようです。「ありがとうございました」 ☆ ☆ ☆ |
札所16番…観音寺
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大師堂
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仏足跡
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井戸寺へと
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☆ ☆ ☆
16番寺は道を挟んで、商店や家が軒を連ね、今までと違った様子でした。
私たちが経読していると、隣に来たおじいちゃんは、すらすらと唱えています。
16ヶ所×2回も読んでいるのに、つっかえてばかりの私にとって羨ましい限りです。
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ここから17番までは、ちょっと道のりがあります。歩いていると「おはようございます。頑張ってください」
と自転車に乗った若いお母さんが声をかけてくださいました。
途中の道しるべを見ていたら、自転車で通りかかったおじいちゃんが
道が分からないのだろうと話しかけてきました。ここを真っ直ぐ行って・・・・と。
方向は分かってましたが「助かりました」とお礼を言ってお別れします。この様な触れ合いは良いですね。
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信号を渡って、しばらく同じ道を歩いていた地元の男性がいました。
T路地でこっちだよね。と進もうとしたら、その男性が近道を教えてくださいました。
お遍路さんに対して、色々な方が声をかけてくれる♪町中ではのことなのですね。 ☆ ☆ ☆ |
札所17番…井戸寺
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本堂
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国際色を感じました
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チョット楽して
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☆ ☆ ☆
17番寺に着きました。ここは弘法大師が訪れたとき、にごり水で困っている人のために御錫杖を使い
一夜で掘った井戸が残っています。お寺の名前の由来はそこから来たようです。
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ここは大きいお寺だったので、チョット休憩します。18番は遠いので地図を広げ眺めていたら。
「どの道か決まりましたか?」と…あっ宿の男性でした。「15番寺で待っていたんですよ」
とお話したら、お姿様を受け取るのを忘れて戻ったそうです。もう会えないと思っていたので嬉しい再開でした。
これもご縁ですねと納め札の交換をして、お互いの家を確認しました。
今日は会うことは無いと思うけど、いつか再会したいですね、と話をしてお別れしました。
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ここから18番寺までは徒歩だと5時間30分かかり時間的に厳しいので府中(こう)駅から電車を利用します。 ☆ ☆ ☆ |
ここで降ります
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海だぁ〜〜
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お花に癒されます
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仁王門
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☆ ☆ ☆
阿波赤石駅で下車し恩山寺まで歩きます。思ったよりも距離があったので疲れました。
それにどこかで食事をしようとお店を探したのですが何処もお休みです。
なんでぇ〜〜。考えてみたら元旦なのでお店が休みなんですね。お腹も空いてきたのでお昼はどうしましょう…
接待で頂いたお菓子を食べることにしました。
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天然記念物の毘蘭樹
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千手地蔵
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札所18番…恩山寺
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本堂
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仁王門からは車道もありますが、右に遍路道がありました。そちらを登っていくとお地蔵さまが並んでます。
どれも絵になりましたが、撮るとそれほどでもなかったかな(^^;;
恩山寺の石段をのぼり、お参りします。子供さんもいたので賑やかです。 ☆ ☆ ☆ |
千両
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立江寺へと
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竹林の道
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さて最後のお寺に向かいます。義経のドリームロードになっている竹林を歩いていきます。
もう少し整理してあれば言うことない道ですが、それは我侭ってものかもね。 ☆ ☆ ☆ |
テクテクと
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ひっそりとした道
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この先にお京塚があります
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街中になります
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この間も距離がありますが、変化に富んだ道だったので飽きることはありません。
赤い橋を渡ると、家並みが見えて賑やかそう。 ☆ ☆ ☆ |
札所19番…立江寺
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本堂
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線香たて
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おばあちゃんからの接待品
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☆ ☆ ☆
立江寺は大きくて立派でした。参拝者も多く、チョット驚きです。
本堂の写真を撮って、ベンチで休んでいるパパさんの所まで引き返えすと
おばあちゃんからご接待があったようです。手作りのわらじに五円玉がついてました。
とても記念になり嬉しかった。
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ここから徳島駅まで
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たつえ餅
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ホテルのでの一品
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ホテルでの一品
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最後のお寺参りも無事に終了しました。お腹がすいたので、老舗で「たつえ餅」を買い駅のホームで食べました。
今夜の宿泊は、阿波観光ホテルです。元旦なので、メニューはおせちが使ってありました。
見ているだけでも、とても綺麗です。
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移動日 1月2日(火) 雨・曇り
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宿出発7:35〜帰宅 22:30 |
朝食バイキングの一品
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宿泊した阿波観光ホテル
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高速バスで神戸三宮へ
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車窓からの眺め
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ぐっすりと眠り、今日は帰るだけの運びとなりました。
JRは我が家の恒例となった、青春18キップを使います。
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賑やかでした
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駅弁
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乗り換えます
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乗り換えます
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4月28日へ
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京都での乗換えがあったので途中下車しました。国際色の豊かさはさすが京都ですね。
ここで乗り換えようとしたのですが、見慣れない駅名にどちら方向かが皆目検討が着きません。
そこで名古屋まで新幹線を利用しました。この間は電車賃を支払います。
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いくつか乗換えをし、乗り込んだ電車が混んでいたので、グリーン車に移動します。
快適でしたが、都内で人身事故があったため1時間以上の遅れです。
帰宅がおそくなりました。 ☆ ☆ ☆ |
初歩き遍路で、地元の方との触れ合いが多く、抜かし抜かれつのお遍路さんとのお話は楽しかった。
そして、車に乗せていただいた、埼玉のご夫婦と地元の方のご接待には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
色々な人との交流は、私にとって良い思い出となりました。足に豆できてしまったパパさんもお疲れ様でした。
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ps 般若心経は家に帰ってからもしばらくは頭にこびりついていました。
今度は意味を覚えながら暗唱できたらなぁ。と次回の目標が出来ました。
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10月17日に同居の父親が他界し、思い切って遍路をして良かった… |
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